この記事は
・大学院生の生活や勉強内容がどんなものか気になっている人
・将来の進路として大学院進学を考えている人
には参考になると思います
こんにちは
スマホが普及しありとあらゆる情報が調べられる今ですら、大学院生という存在がどういったものなのかよくわからない人って多いと思います。
僕も以前大学院に通っていたのですが、このことを昔の友達や初めて会った人に話すと
・なんで大学院なんかに行くの?(ネガティブ)
・大学院生て暇なの?(ネガティブ)
・オタクみたいな人ばっかいそう(笑)
みたいな多少偏見をもった感想を言われます。
ですので僕の実体験をもとに
大学院生と大学生の生活・勉強内容の違い
にフォーカスし、この記事では生活面の違いについて述べていこうと思います。
ちなみに大学院は修士課程と博士課程の二つがありますが、僕は修士課程のみだったので修士の話メインで進めていきます。
授業数は少なくなる
大学生になる前は大学は遊ぶところだと思っていたのに、入学してみると授業の多さに驚いた!なんて人もいるのではないでしょうか。
これは学部だったり理系・文系であったりで差はあるとは思います。
僕はデザイン分野の学部に在籍していたため、座学だけでなく製作系の授業がびっしり詰め込まれており、時には徹夜もしたりと課題に追われていました。
理系学部に進学した友人の話を聞いても、同様に大変そうでしたのでやはり学部時代は授業が多かったという認識が強いです。
ですが大学院の修士課程に進むと授業数は学部の1/3ほどまで減ります。
しかしだからといって暇になったわけではなく、毎週あるゼミの準備をしたり、毎月の発表の準備をしたりとなにかしら忙しいです。
違いとしては、学部の場合毎日の授業や課題に追われていたのに対し、大学院では週に一回や月に一回ある課題提出や発表のために追われているといった違いがあります。
毎日のタスクに追われない分楽にみえるかもしれませんが、余裕をかましてサボりすぎると、締め切り前日はほんとに地獄をみることになります……
またその課題製作や発表の完成度を高めるためには多くの知識が必要になるため、学生がそれぞれ自らの必要に応じて勉強を進めていく必要があります。
つまり学部では与えられた課題をやっておけばよかったのですが、研究をメインとする大学院生活の場合、自ら能動的に勉強をしていく必要があるんですね。
しかも「ここを勉強しなさい」というような範囲が与えられていくわけではないので、自らの研究の必要性に応じて学びを深めていくわけです。
ネガティブな感じの内容になっちゃいましたが、かなり充実した毎日を過ごせます。笑
教授との距離が近い
大学生の頃って大学の先生と親しくなる機会ってあまりありません。
高校の頃は多すぎないクラス人数に対して固定の担任の先生がいるため、先生は生徒ひとりひとりのことをよく知ることができます。
ですが大学の授業は大人数でやることも多いし、クラスというものがないので先生が生徒一人一人のことを知っているという可能性は低いです。
そもそも大学の教授は教育者ではなく大学で研究をしている人が教える機会を得ただけであり、元々教育のプロを目指していた人は少ないです。
なので学部時代は先生と学生の距離はかなり遠いのです。
しかし大学院ではそれぞれの先生の研究室に学生がそれぞれ所属することになりますので、高校時代の固定されたクラスメンバーと担任の先生と似たような関係になるため、先生と学生の距離はかなり縮まります。
時には先生の自宅に招待されたり、ゼミ生と一緒に旅行に行くことも。
また先ほど述べたように大学院でも授業というものはあるのですが、授業によっては自分の所属する研究室の教授以外の先生の授業を受けることもあります。
大学から大学院へ進学する学生の割合は多くはないので、授業も学部に比べて少人数制になることが多く、所属研究室の教授以外の先生からも顔を覚えてもらうことができ、時には貴重な話を聞いたりする機会が増えます。
なので学部のときはただ教授の授業を聞き専門知識を得るだけだったのが、距離が近くなることで教授のもつ専門知識だけでなく、人生観や思想そのものの影響を強く受けることになります。
同学年の大半と話せる間柄になる
先ほど大学院は学部の時に比べて、少人数制ということを書きました。
つまりその分、顔見知りになる同期の数が増えます。
なので同じ研究室のメンバーだけでなく、他の研究室のメンバーと話す機会も沢山増えます。
そもそも大学院に進学している人はみな研究内容は違えど、その分野を極めたいといった勉学への志が高い人が集まっているので、学部の頃に比べ学んでる内容や将来の目標をお互い話すことが多くなります。
もちろんくだらない話で盛り上がることもよくありますが笑
今思えば学部の頃って、ご飯を食べる時や授業を受ける時に一緒の友達や、学内で顔を合わせると軽く話す話す友達は多少いましたが、同じ専攻の学部に所属しているのに顔と名前が一致しない人や話したことがほとんどない人の方が多かったです。
顔をみると「同じ学部の人だ!」と思うことはあれど、名前がわからないなんてこともあったり……..
ですが大学院ではそういったことはほとんどなくなります。
同期はもちろん、先輩や後輩とも距離が縮まります。
距離が縮まることによって、研究分野のためになる情報が得れる機会も多くなります。
以上大学院生がどんな生活をしているかというのを簡単に述べてみました。
大学院生は暇そうにみえるかもしれませんが、非常に充実した時間を過ごすことができます。
僕自身大学院で過ごした時間や仲間は非常に貴重なものだったと実感しています。
この記事を読んで、自分の進路の役に立ててもらえると嬉しく思います。