この記事は
・SSDの購入を検討している人
・パソコンへの苦手意識が強い人
には参考になると思います。
こんにちは
SSDの価格が昔に比べて格段に安くなってきている今の時代、誰でも手軽にSSDを手に入れることができるようになってきました。
「パソコン遅くてストレス溜まるからHDDからSSDに交換しようかなー」
「今よりも容量の大きいSSDに交換しようかなー」
なんて考えてる方!
予算が許すのであればぜひSSDを交換しましょう。
作業効率が格段にあがります。
でも注意点が一つ。
購入予定のSSDの大きさ、接続規格(インターフェース)が今使用しているパソコンにきちんと適応するのかを調べる必要があります。
この記事ではこの二点のチェック項目のうち、SSDの大きさについて述べていきます。
SSDを大きさ別に分類すると、2.5インチ・mSATA・M.2の3タイプが主流です。
なおM.2や2.5インチといった大きさの分類はあまり速度に関係してきません。
早いといわれているM.2でも種類によっては遅いものもあります。
速度に差がでるのはどのようなインターフェースかということが大事です。
インターフェース規格の記事は別で用意します。
SSDのサイズ(接続規格)まとめ
1.1 2.5インチSSDの大きさ
この2.5インチSSDは一番主流でなおかつ低価格なSSDになります。
縦10cm×横7cm×厚さ1cm程度の大きさになります。
低価格とはいってもHDDに比べると圧倒的に高速でどのパソコンとも互換性がいいので、SSDを購入予定の方は真っ先に検討すべき規格になります。
ちなみにノートパソコンで使われるHDDも2.5インチが主流(互換性がいいのはこのため)
ミニノートパソコンだと1.8インチのHDDが使われていることもあるので注意が必要です。
こちらは以前使っていたHDD(左)とSSD(右)の大きさ比較
1.2 mSATA SSDの大きさ
mSATAはMini SATAの略であり非常にコンパクトなSSDです。
デスクトップ等ではケーブル接続が必要だった2.5インチSSDと異なり、カード型である
mSATAは直接パソコンに取り付けることができます。
大きさは縦5.08センチ×横2.99センチ、厚みは数mmほど。
Min PCI Expressスロットと呼ばれる接続口が付いてないパソコンには搭載できませんが、2014年頃から登場したM.2 SSDの影響や2.5インチと速度があまり変わらないことから今ではあまり使用されていないのであまり心配する必要はありません。
以前はそのコンパクトさからノートパソコンを中心に普及していました。
1.3 M.2 SSDの大きさ
先ほどのmSATAの後継であり、現在では2.5インチSSDと並んで主流となってきているのがM.2 SSDです。
サイズは主に
・2230
・2242
・2260
・2280
・22110
といくつかタイプあります。
具体的な数値の見方は、「2260」の場合
幅が22mm,長さが60mmということです。
つまり幅はどのタイプも22mmで、長さがそれぞれ違うというわけです。
このなかでも一番多く出回っているのが、「2280」タイプになります。
ちなみにM.2 SSDでもいくつか種類はありますが、PCIe接続呼ばれる形式であれば、他のSSDより速度は速くなります。
・M.2SSDでもPCIe接続やSATA接続など、接続口に応じて種類がある。
・超高速と言われているのはM.2SSDのPCIe接続のSSD。
SSDを購入する前にはきちんと自分のパソコンに合うのか調べておこう
自身の使ってるパソコンが割りと新しいモデルの場合や、BTOなどのカスタマイズ優先のパソコンの場合はあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、購入しようとしているSSDが自分のパソコンに組み込むことが可能か調べておくことはとても大事です。
特にノートパソコンは追加でパーツを組み込むスペースが少ないので注意が必要です。
購入後にSSDを換装しても、機能しなかったなんていう悲惨な事態は避けたいですよね。
2.1 新しく購入予定のSSDが2.5インチ場合
この場合はノートだろうがデスクトップだろうがあまり気にする必要はないかと思います。
基本的にどのパソコンでも2.5インチのドライブベイ(SDDを付けるパーツ)は付いています。
デスクトップの場合は3.5インチのドライブベイの場合が多いですが、2.5インチへの変換マウンタを使えば問題ありません。
HDDをSDDへ交換する人が一番多いと思いますが、HDDのサイズは2.5インチがほとんどなので、2.5インチのSSDであれば互換性は問題ありません。
2.2 HDDに2.5インチSDDを併用する場合
SSDは高速で作業がはかどりますが値段が高いのでHDDと併用しようとお考えの方もいるかと思います。
ですがこの場合2.5インチサイズを収納するためのドライブベイが二つパソコンに用意されていないと、SSDとHDDの併用ができませんので注意が必要です。
調べてみて2.5インチドライブベイが一つしかない場合………..
光学ドライブに2.5インチSSDを付けるための変換マウンタが販売されていますので、購入の検討をしていいかもしれません。
2.3 新しく購入予定のSSDがM.2の場合
この場合は少々厄介です。
まずM.2を購入しようと考えているということは、今使っているSSDがM.2よりグレードの低いmSATAや2.5インチSSD(またはHDD)の場合がほとんどかと思います。
ということはM.2SSDを換装するためのM.2スロットがパソコンに付いている確証はもてないのです。
またすでに見てきたとおり、M.2 SSDには「2260」や「2280」のようにサイズがいくつもあります。
こうやってみていくとM.2 SSDはパソコン上級者向けのSSDだといえます。
実際M.2はPCIe接続のものを選べばかなり高速(SATA接続のものはM.2であっても他のSSDと速度は変わらない)ではありますが、2.5インチSSDも十分に高速なので、普通の人はSSDでも十分かと思います。
自分のパソコンにどのSSDが適応しているか調べるためには自分で分解してみる必要がありますが、それに抵抗ある方はメーカーに電話してみる・あるいはパソコンの修理店に調べてもらうこともできます。
僕も昔はパソコンドック24にパソコン内部の調査からパーツの交換までをやってもらったことが何度もあります。
その際ぱどんなパーツを買えばよいかのアドバイスも頂けたりしたので、有料でも満足度は高かったです。
なおこの章ではmSATAの説明は省きました。
理由としては2.5インチと性能があまり変わらない・これからますます普及率は下がるなどの理由からです。
内臓SSDを購入するなら2.5インチもしくはM.2をおすすめします。
この記事がみなさんの役に立てれば嬉しく思います。