この記事は
・高性能なパソコンを探している人
・SSDの種類の違いを簡単に理解したい人
には参考になると思います。
こんにちは。
パソコン選びって難しいですよね。
最初のころは、SSDやメモリ、CPUの組み合わせをどうするかなどを考える方が多いと思います。
SSDに関していうならば、予算との兼ね合いからSSD or HDDの選択で頭を悩ませたこともありましたよね。
ですが徐々にパソコンのことを調べていくとSSDにもさまざまな種類があり、その種類ごとのスペックも気になってきます。
でもSSDの種類って英語のものが多くあり、わかりにくいのが事実。
なのでこの記事ではSSDの種類を分類わけして、その種類ごとの役割を簡単に説明していこうと思います。
わかりやすさを重視するため簡略化するところもありますが、抑えるべき場所などはしっかり記載していこうと思います。
SSDの種類の分類
1.1 M.2,mSATA,2.5インチは大きさのこと
まずはサイズによる分類です。
下は主流SSDの分類わけの図。
赤文字で書かれているM.2,mSATA,2.5インチという名称違いはサイズによるものです。
実際にはサイズではなく接続端子の規格という言い方をしますが、わかりにくいのでサイズのことだと考えていいです。
つまりSSDには大きくわけて3つのサイズがあるわけです。
ですが細かくみていくと3つのタイプそれぞれがさらにいくつかの大きさにわけられます。
M.2であれば「2242」「2260] 「2280」の3種類がメインのサイズになります。
SSDのサイズについての詳細は記事は別で。
1.2 PCIe,SATA,USB,IDEは接続形式のこと
接続形式とはまあパーツ(SSD)とパーツ(パソコン)がどのようにつながっているか、もしくはパーツの先端の型というとわかりやすいかな。
実際には拡張バス・拡張スロットの規格あるいはインターフェースの規格といったりします。
先ほどの図のうち、接続形式のところを赤文字にしてみました。
SSDで使われている接続形式はPCIeとSATAの2種類があります。
そして図をみると先ほどサイズで分類したM.2はPcleとSATAの2つの接続形式が、mSATAと2.5インチにはSATAという1つの接続形式があります。
よくSSDの中でもM.2のものは速度が速いといわれていますが、その説明では不十分で、ほんとに早いのはM.2のPcle接続のものだけです。
M.2とは別に、拡張スロットに直接差すタイプのPCIe SSDもありますが、あまり数は出回ってないのでここでは保留にしときます。
基本的に他のSATA接続のSSDの速度はほぼ同じ。(それでもHDDよりかははるかに高速です)
なので超高速のM.2SSDを購入しようとしている人は、それがPcle接続のものかを必ず確認しましょう。
・M.2 SSDにはPcleとSATAの2つの接続形式がある
・そのうち超高速と言われているのはPCIe接続のSSD
他にも外付けSSDのUSB接続もこのインターフェースの規格の一つです。
1.3 AHCIとNVMeは通信方法のこと
AHCIとNVMEという単語、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
この説明が一番厄介です。
正式名称は通信プロトコルと呼ばれています。
この通信プロトコルというのはSSDとパソコンの通信方式のこと。
いわば2つのデバイスの間の通信をやりとりするルールみたいなものです。
まずは図から。
この図が示す通りNVMeはM.2のみ、他はすべてAHCIです。
よってM.2のSSDの中でも、パソコンとSSDのやり取りルールがNVMeのもののみが超高速のPCIeSSDになります。
どのSSDを購入するのが正解なのか。
自分の個人的体感速度なのですが
M.2PCIe>>>>>M.2SATA=mSATA=2.5インチ>>>>>>>>>>>>>>>>>>HDD
という感じです(笑)
つまりHDDに比べると、どのSSDでも圧倒的に高速になります。
M.2Pcleも早いのですが、もともとどのSSDも高速なためはっきりとその違いを体験できないというのが正直な感想です。
この記事を書いているパソコンはM.2PcleのSSDを搭載しており、確かにパソコンやソフトの立ち上げや保存の読み込みは早いですが、昔使ってたSATA接続SSD搭載パソコンでもストレスを感じたことはなかったです。
なので
予算がたくさんあり、動画ソフトを中心に多くのソフトを同時起動で作業したい方はPCIe接続のものを、それ以外の方はSATA接続のものを選べばいいと思います。
個人的にはPCIeのSSDにお金をかけるより、メモリやグラボにお金をかけたほうがコスパはいいような気がします。
またPCIe接続のSSDはより熱を持ちやすいというデメリットもあり、放熱対策や冷却システムの導入なども検討する必要があるので注意が必要です。
この記事がみなさんの参考になれば嬉しいです。