ファッション

ニットのチクチクが気になるなら素材もチェック。マフラーやセーターの選び方

この記事は

・肌触りのよいニットの選び方を知りたい人

・服の素材の知識を付けたい人

・よりお洒落になりたい人

には参考になると思います。

 

こんにちは

真冬のマフラー・コートのインナーから春先のトップスにまで使えるセーターなど、一枚あるだけで幅広く活躍するニットアイテム。

見た目もスウェットやTシャツ素材と比べてもどこか上品な佇まいがあり、春秋はジャケットよりセーターやカーディガン派という人も多いはず。

しかしニットは編み物であること、地肌に触れやすいアイテムであることなどから独特のチクチク感があり、そのチクチク感からニットを着ることを諦めたという人も多いのではないでしょうか。

実はニットのチクチクした肌触りのほとんどは、どんな素材が使われているかに起因しており、ニットを購入する際に素材にまで意識を向けると、快適な着心地のニットが選べるようになります。

また同じカラー・形のニットでも素材が変われば、そのニットの見た目や雰囲気や、他のアイテムとの合わせ方が変わります。

この記事ではニットのチクチク感と素材の関係に焦点を当てながら、そのそれぞれの素材の特徴も解説していきますので、、ファッションが好きな方はぜひ参考にしてみてください。

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チクチクしないニットがほしいならどの素材を選べばいいの?

ニット チクチクしない 素材

ニットの素材を大きく分けると天然繊維と化学繊維に分けることができます。

そして結論から述べると、チクチクしやすい素材の多くは天然繊維がほとんどであり、ポリエステルやアクリル、ナイロンなどの化学繊維の割合が大きいものを選べばチクチク感を和らげることができます。(天然繊維については素材ごとの差が大きいので後程解説)

化学繊維というと安っぽいイメージがありますが、洗濯が容易にでき虫食いなどもないなどのメリットがあります。

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アクリルやナイロンのニットはチクチクする?

化繊のニットで一番よく使われている素材がアクリルとナイロンです。

アクリルもナイロンもチクチク感はほとんどありません。

天然繊維・化学繊維それぞれに長所と短所があるため、どちらが優れた素材かということではありません。

ですが化学繊維でできたニットは、人により好みの分かれる独特な光沢感があるだけでなく、保温性も天然繊維に劣るので、天然繊維で作られたものがいいというこだわりがある人もいると思います。

ではチクチク感の少ない天然繊維って何があるのでしょうか?

チクチク感のすくない天然繊維といえば?

天然繊維にはコットンやリネンなどの植物性繊維とウールなどの動物性繊維に分けることができます。

以下にチクチク感のしにくい順に天然繊維をまとめてみました。

1.全くチクチクしない素材:シルク・コットン

2.ほとんどチクチクしない素材:カシミヤ・ヤク・リネン

3.少しチクチクしやすい繊維:アルパカ・アンゴラ・ヴァージンウール

4.チクチクしやすい繊維:ウール

5.かなりチクチクしやすい繊維:モヘア

敏感肌の人であれば1と2の素材を選ぶようにすれば、素材が要因のチクチク感はほとんど感じることはないと思います。

別の視点から言えば同じ天然繊維でも、動物繊維よりリネンやコットンのような植物繊維の方がチクチクしにくいです。

また天然繊維は化学繊維に比べて価格が高くて手が出しにくいと感じる人も多いかもしれません。

そういう人にはコットンのニットがオススメ。

獣毛に比べると安っぽいイメージがあるかもしれませんが、着心地や耐久性、洗濯のしやすさなど優れている部分が多いです。

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ウールがチクチクしない人もいる

チクチクする素材の代表格であるウールですが、中にはチクチクを感じない人もいるため、あまり他の人がチクチクしないとオススメするからといっても、自分も大丈夫とは限りません。

自分が敏感肌かどうかをきちんと認識して自分に合った素材を探すことで、よりファッションを楽しめるようになります。

他にもチクチク感は色んな原因によって生まれるものなので、気になる方は「マフラーやセーターがチクチクする?原因と対処法を詳細に解説します。」の記事も参考にしてみてください。

ニットのチクチク感は繊維の太さと縮れによって決まる

動物繊維の場合、素材一本一本の毛の太さと縮れ具合がチクチク感に影響してきます。

毛が太くなるにつれてチクチク感も増していきます。

ウールやモヘアはカシミヤやアンゴラなどに比べると毛が太いので、それがチクチク感を生んでいる原因であると言えます。

また縮れが強い素材よりも、直毛に近い素材の方がチクチクしやすいと言われています。

動物繊維の中でもアルパカやモヘアは繊維が直毛なので、どうしてもチクチク感があるんですよね。

一応補足しておくとどの素材でもランクがあり、ウール一つとっても艶や毛の細さは異なってきますが、あくまで素材ごとの一般的によく出回っているランクのものを基準にこの記事を書いております。

例えばヴァージンウールとは、ある羊から初めて刈った毛のことを指し、普通のウールよりも細くなめらかな毛になります。

肌触りのいいニットの素材の選び方

チクチク感が少ないということ以外にも、ニットの肌触りのよさをつくりあげる要因として、繊維の柔らかさやしっとり感が関係してきます。

具体的に言えばちくちく感の原因である繊維が太いことや直毛であること以外にも、繊維がどれだけ油分や水分を含んでいるかなどやキューティクルの構造などによって肌触りの良さは変わってきます。

例えばリネンやコットンはチクチク感はないけど滑らかさもないなど、チクチク感以外にも着心地に影響するポイントはあります。

つまりチクチクしないニットを選ぶのと肌触りのいいニットを選ぶのとでは、少し素材をみるポイントが変わってきます。

触り心地のよさという点では、カシミヤはシルク以上だと思います。

アルパカはチクチク感こそあれど非常に柔らかく触っていて気持ちのいい素材です。

コットン素材はチクチク感はありませんが、肌触りの気持ちよさといういう点ではアルパカに劣ります。

リネンなんかは固くてシャリシャリした触感のため、触り心地がいいかどうかは好みがわかれるところ。

一般的によく触り心地がいいと言われるのは

1.カシミヤ

2.ヤク

3.シルク・アルパカ(ベビーアルパカ)

になります。

チクチク感だけに着目すると、化学繊維のほうが天然繊維よりもチクチクしにくいですが、触り心地という点からみれば、天然繊維のほうが触ったときに気持ちの良い素材が多いのではないでしょうか。

セーターやマフラーを購入する際はぜひ参考にしてみてください。

 

この記事が皆さんの役に立てれば嬉しく思います。