この記事は
・所有しているマフラーやセーターがチクチクして困っている人
・敏感肌のためにニットアイテムを諦めてしまっている人
・ニットのケアの仕方を知りたい人
には参考になると思います
こんにちは
マフラーやセーターなどのニット素材を使ったアイテムって緩い空気感をまといながらも、上品な雰囲気もありとても便利です。
ですがニット製品を着用する際に避けられないのがチクチク問題。
チクチク感をどのくらい感じるかは人それぞれに差がありますが、敏感肌の人からそうじゃない人まで少なからずチクチク感を経験したことがあるでしょう。
敏感肌の人の中には、マフラーやセーターを着るのは完全に諦めてるという人も。
なのでこの記事ではマフラー・セーターなどのニット製品がチクチクする原因とその対処法をシェアしていこうと思います。
敏感肌でニットを着ることにストレスを感じている人はぜひ参考にしてみてください。
[the_ad id=”1646″]
ニットがチクチクする原因と対策
1.1 通気性を意識しよう
セーターやマフラー、または上に着るアウターには通気性が高いものを着ることを意識しましょう。
なぜなら汗などによって湿気が服と肌の間に発生すると、肌が通常より敏感になってしまいます。
ただでさえニットはチクチクしやすい生地であり、汗をかくと繊維が肌に触れたときのチクチクがより増大します。
普段はそこまでチクチクを感じない人でも、汗を書くと急にチクチク感が発生することはよくあります。
通気性に関して注意点が一つ。
ニットの素材には大きく分けると天然繊維と化学繊維に分けられます。
基本的にチクチクしやすい素材というのは天然繊維(特にウールとモヘア)であり、化学繊維はチクチクしません。
ですが天然繊維は通気性が高いものが多く、化学繊維は通気性が低いものが多いです。
つまりアクリルなどの化学繊維とウールとの混紡素材というのは、素材そのものがチクチクするし通気性もよくないからあせも乾きにくいという可能性が高い。
なのでチクチク感が気になるなら混紡素材は買わない方がよいでしょう。
またセーターの上に着るアウターも天然繊維の配合の多いものの方が通気性が高くなるのでオススメです。
マフラーなどは汗をかいてると感じたら、その都度外すほうがよいでほうがよいでしょう。
1.2 長袖の肌触りのいいインナーを選ぼう。オススメはポリエステル製のインナー
半袖インナーの上にニットを着る人も多いかもしれませんが、敏感肌の人は長袖のインナーを着るようにしましょう。
当たり前ですがニットが肌に触れる面積が少ない方がチクチク感を抑えることができます。
その際にオススメなのはポリエステルの配合が高いインナー。
ポリエステルは汗の乾きが早く、肌触りがサラサラしたものが多いので、汗をかくとチクチクしやすくなるニットとの相性がとても良いんですよね。
コットン素材は自然な肌触りがあって気持ちがいいのですが、吸水性が高いので汗をかきすぎると、肌と服の間が蒸れてしまい結果としてチクチクしやすくなってしまいます。
インナーによく用いられるレーヨンも吸水性がコットンと同様に高く、一度汗を吸ってしまうと乾きにくいため、チクチク軽減という観点からはオススメできません。
1.3 洗うときはすすぎはしっかり行う
意外かもしれませんが洗濯洗剤も敏感肌の人が触れるとそれが刺激となり、よりチクチクしやすくなります。
水で洗えるニットの場合は自宅で洗うことも多いと思いますが、ちゃんとすすぎを行い洗剤を落としきることが大切。
また蛍光増白剤や界面活性剤などが含まれていない敏感肌用の洗濯洗剤を使いましょう。
アルカリ性の洗剤よりもお洒落着用の中性洗剤の方が肌にも服にも優しいのでオススメです。
柔軟剤を使うと、ごわごわ固くなったニットがフワフワになりチクチク感を抑えることができますが、柔軟剤も洗いきれずに残ってしまうと、肌への刺激となる可能性があるので、敏感肌の人は柔軟剤の使い過ぎには注意しましょう。
また汗の残りもチクチク感の原因となるため、クリーニングに出す際は水洗いや汗抜きをしてもらうようにしてください。
ドライクリーニングでは汗は完全には落ちません。
1.4 ボディークリームを使おう
ニットを頻繁に着るような気温が低い日はどうしても乾燥しがち。
そして肌が乾燥するとより摩擦に敏感になり、チクチク感や痒みを感じやすくなります。
なので入浴後にボディークリームを使うなどして、肌への保湿をするようにしましょう。
女性はもちろん男性もボディークリームを使うのはおかしいことではありませんので、ぜひ日々の習慣として取り入れてみてください。
肌の保湿はチクチク軽減だけでなく、静電気対策にもなります。
1.5ゆったりしたサイズのセーターを選ぼう
セーターはタイトに着てもかっこよくなるアイテムではありますが、チクチク感を避けたいのであればゆったりしたサイズ感で着る方がいいでしょう。
当然タイトなセーターの方が、生地の繊維が肌へ押し付けられるため、よりチクチクしやすくなります。
インナーが薄い場合はニット繊維がインナーの生地の間を通って、肌へ直接あたる場合も。
またゆったりしたサイズのセーターは通気性も確保されるので、汗を乾燥させることができチクチク感を防ぐことができます。
マフラーやセーターがチクチクするのなら素材にもこだわろう
これまでチクチク対策としての方法をいくつか述べてきましたが、それら一つ一つを守るのって正直面倒ですよね。
これまでの対処法もきちんと守ることに越したことはありませんが、ニットのチクチクは素材に使われている繊維に起因するものが多いので、素材選びにこだわればチクチク感を避けることができます。
オススメな素材はコットン・シルク・カシミヤ素材。
敏感肌の人で上記の素材でもダメだったという人は、アクリルやポリエステルなどの化繊でできたニットを選ぶといいでしょう。
セーターと異なりマフラーは顔周りに直接触れる都合上、チクチク対策が取りにくいためより素材にこだわることが重要になってきます。
先程も述べた通り天然繊維と化学繊維の混紡素材は、チクチク感の軽減という観点からみればオススメはできません。
ニットのチクチク感と素材の関係は以下の記事でより詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてください。
[裏技]マフラーやセーターのチクチクには酢が有効?
あまり知られていませんが家でニット製品を洗濯する際に、いつもの洗剤に酢を100mlほど足して洗濯してあげるのはチクチク対策として有効です。
洗濯洗剤は中性洗剤をオススメすることを先述しましたが、出回っている多くの洗濯洗剤はアルカリ性です。
酢は酸性のため、アルカリ性の洗剤に混ぜると中和されるため、肌に優しい洗剤へと変化します。
また酢は柔軟剤の役割も果たすので、酢を混ぜて洗うだけでニット生地が柔らかくなります。
酢は消臭や殺菌効果もあるため、洗剤の使用も少量で済みます。
タートルネックのセーターのチクチクはどうしたらいい?
タートルネックは他のセーターに比べるとチクチク対策が取りにくいですよね。
ですがこれまで述べた対処法と適切な素材選びを行えばタートルネックのセーターのチクチクはかなり軽減されると思います。
また首元が詰まりすぎてない緩めのものを選ぶ・モックネックのものを選ぶようにすることも有効な手段です。
少々面倒かもしれませんが、タートルネック用の首元まで生地に覆われたインナーもありますので、ストレスなくタートルネックを着用したい方は、このタイプのインナーの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
この記事が皆さんの役に立てれば嬉しく思います。