この記事は
・クリエイターを目指している学生さん
・パソコンの知識をつけたい人
・これからパソコンを購入しようと考えている人
には参考になると思います。
こんにちは
デザイナーやクリエイターを目指して日々勉強を頑張っている方にとって今やパソコンは必需品。
図面を引くのもCGやアニメーションを作るのも、写真を編集するのだってすべてパソコンでできるようになり、とても便利な時代になりました。
ですがパソコン選びについて情報が多く飛びかっていて、なにを優先したらいいか分かりにくい……..
創作系のパソコンソフトはなかなかの高スペックなパソコンが要求されるため値段も高くなりがち。
絶対に選択ミスなんてしたくないですよね。
そこで現役でデザインの仕事をしている僕が、クリエイター作業をするためのパソコン選びのポイントをお話ししていきます。
んまSSD搭載のノートパソコンをBTOで買おうというのが結論なのですが、詳しくはこれから説明していきます。
オススメはメーカー製ではなくBTOのノートパソコン
BTOパソコンというのは、簡単にいうと自分の希望するようなスペックのパソコンを注文してから製作される、いわば一品生産品みたいなもの。
HPやDELLなどいくつかのメーカーはこのような注文方法を用意しています。
BTOパソコンは自分で希望のスペックが選べるため、自分の作業のレベルに合わせて必要なパーツにお金かけることができ、不必要なパーツにはお金をかけずに済むことができます。
メーカー製のパソコンは自分の作業レベルにはあまり使わないパーツが高性能だったり、余計なソフトが入っていたりしていて必要以上に高い金額になってしまいます。
しかしBTOパソコンではそのようなことにはならず、自分の要求するパソコンのスペックに合った金額でパソコンを購入することができます。
ノートパソコンとデスクトップのどちらを購入するべきかでいえば、断然ノートパソコンをオススメします。
やはりどこでも場所を選ばずに使用できるというのはとても大きな利点です。
最近はしっかりとパーツを選べばノートパソコンでもクリエイティブな作業ができるものがいくつも販売されていますし、高度な動画編集などをしないのであればノートパソコンでも問題なく作業できます。
ではここからはそのパソコンのパーツの選び方を説明していきます。
優先してお金をかけるべきパーツ
2.1 コスパよくパソコンを購入するためにはパーツの知識は必要不可欠
「いきなりパーツの話?なんか難しそう」
そう思う方もいるかもしれませんが、クリエイターを目指すのであればパソコンの知識を身に付ける必要があります。
ですが最初は基本的なことだけを押さえておけばOK。
この記事では基本的なことをわかりやすく紹介します。
adobeソフトやCAD、CG制作ソフトを動かすためにはどうしても高い値段のパソコンが必要になります。
それはパソコンを構成する以下のパーツが高性能なものを選ぶ必要があるからです
・CPU
・メモリ
・内臓ストレージ
・グラフィックボード(GPU)
他にもありますがとりあえず最初はこの4つについて知っときましょう。
ストレスなくサクサク作業するためには、この4つのパーツを高性能なものにすればいいわけなのです。
んまいきなり理屈を話してもなかなか理解しにくいと思うので、お金をかける優先順位を述べると以下の通り。
お金をかけるべきパーツの優先順位
ストレージ>メモリ>GPU>CPU
となります。
作業内容によって少し変動することはあるかもしれませんが、基本的にはこの順番、特に一番重要視するべきなのはストレージと思っといていいと思います。
2.2 ストレージはSSDにしよう
先ほど一番重要視しなければいけないパーツはストレージといいましたが、このストレージとはHDDやSSDと呼ばれるものです。
このストレージはwindowsなどのOSと呼ばれるものや、インストールしたソフト、自分で作ったデータなどを保存しておくパーツなのですが、ここは迷わずSSDを選択しましょう。
HDDと比べ、SSDではパソコンの起動速度やソフトの立ち上げ、データの保存時の速度が圧倒的に早くなります。
ここの選択をSSDにするかHDDにするかで作業時のストレスが大きく変わりますので、ほかのパーツにお金をかける前にまずはSSDにする予算を確保しておきましょう。
SSDは高いですがHDDと併用することもできますので、大容量にしたいのであれば併用しましょう。
次にメモリとグラフィックボード(GPU)なのですが、ここは作業内容によって変わってきます。
ですが学生さんやデザインを学び始めて間もない方は最初はメモリ数は8GBでもいいかもしれませんが、自分のレベルが上がるにつれ多くのソフトを起動させたり、大容量のデータを扱いだすとメモリ8GBでは足りなくなってきます。
なのでグラフィックボードにお金をかける前にメモリに16GB(理想は32GB欲しい)確保しておくのが無難です。
ここまできて、さらに大容量のデータを扱いたい人はメモリに、レンダリングや動画制作をサクサクこなしたいひとはグラフィックボードにお金をかけましょう。
メモリとグラフィックボードの役割は別記事でお話しします。
2.3 CPUは大事じゃない?
僕が学生だった頃にパソコンの話を友人とするときは必ずCPUの話題が中心でしたし、CPUのスペックを意識してみる方って多いですよね。
事実CPUはパソコンの心臓とも言われており、最重要パーツのようにも感じます。
結論を述べると、CPUは重要なパーツではありますが進化の著しい現在においては最低限のスペックをもったCPUはきちんとどのパソコンにも搭載されています。
クリエイター向けの機種やBTOパソコンに搭載されているCPUは最低クラスのものでも、ひと昔前に比べると高い性能をもっていることがほとんど。
しかしストレージやメモリは意識しておかないと、クリエイティブな作業には心もとないスペックのものが多いです。
そういった理由からCPUの優先度を四番目にしました。
いい作品をつくるために
いい作品を作らためにはたくさん勉強して、色んな制作を通して沢山の経験を積むことが大事です。
ですがいいクリエイターになるためには自分に合ったいい道具を揃えることもとても大事なこと。
道具便りだとか、そんなの実力じゃないなんて思う方もいるかもしれませんが、実力あるクリエイターは自分の仕事道具に強いこだわりをもっています。
この記事ではパソコン本体の説明に終わりましたがマウスやマウスパッド、ドローイングに使うペンや紙などに対してもこだわりをもつことがいい作品づくりへとつながります。
学生さんであれば道具にお金をかけるのは難しいかもしれませんが、安くても自分にあった道具を探す時間を作るといいと思います。
この記事がみなさんの参考になれば嬉しいです。